住友倉庫の株価予想
Last Updated on 2025年7月2日 by 株価予想ポータル

今週注目したい銘柄として、
東証プライム市場に上場する住友倉庫(9303)を取り上げます。
同社は倉庫・運輸関連業の中でも老舗企業として長い歴史を持ち、
総合物流を志向しながらも、海運子会社の売却により物流事業と不動産賃貸に事業の軸足を置いています。
港湾運送や国際輸送をテーマに、
モーダルシフトや三方良しの物流・不動産開発を強化しており、
中東関連や羽田空港の国際化など、多角的な事業展開も注目されています。
今週の株価動向を考察するにあたっては、
以下の指標が目を引きます。
まず、PER(調整後)は11.56倍となっています。
市場平均の15倍前後と比較して、
相対的には割安感がある水準といえます。
ただし、
住友倉庫のような企業は、老舗かつ安定した収益基盤を持つことから、
PERだけで判断せず慎重に評価する必要があります。
一方、PBRは0.87倍で、
こちらも1倍を下回ることから、
企業価値が純資産に対して低く見積もられている可能性を示唆します。
仮に、物流や不動産事業の収益が安定的に推移し、
成長余地が出てくるなら、株価の上昇余地も期待できそうです。
さらにPSR(株価売上高倍率)は1.19倍と適度な水準です。
PSRは売上高に対して株価がどの程度評価されているかを示す指標ですが、
ここから、売上に対して適正評価が下されているとも解釈できます。
ただし、
物流や不動産の両分野とも成熟化した市場に属しているため、
利益拡大のためには新規事業や業務効率化の推進が重要となるでしょう。
出来高は直近で103,600株と比較的標準的な水準です。
流動性はあるものの、大きな値動きに対しては注意が必要です。
そのため、
流動性の面からは抜きにして、長期的な視点で監視しながらの投資判断が適切と考えられます。
時価総額は約2313億円で、
発行済株数は77,747千株と、規模感のある銘柄です。
この規模の企業は、安定的な事業基盤とともに、含み資産や不動産評価が投資価値を支える要素となっています。
今週の株価動きは、
前日終値2,967円のところ、始値2,954円、最高値が2,983円、最低値が2,954円と、ほぼ一定範囲で推移しています。
株価のポイントとしては、2,950円台を下値にしながらも、3,000円付近での推移が下値と上値のポイントになりそうです。
配当利回りは3.46%と、安定したインカムゲインを得られる水準であり、
不動産賃貸事業の安定収益と合わせて、長期保有の魅力も期待できます。
物流や不動産セクターは、港湾の整備や国際輸送の拡大、モーダルシフト推進といった社会インフラや環境対応のテーマと連動性も高く、今後の需要増に期待が持てます。
一方、国内外の物流競争激化や、コロナ禍後の経済回復に伴う変動要素、また土地等の資産価格の変動リスクも存在します。
同社は海運子会社の売却により重点を置く事業を再編し、堅実な事業運営に努めているものの、市場や政策動向には引き続き注意が必要です。
総合すると、
PERやPBR、PSRの指標から見れば割安に映る一方、流動性や事業環境の変化リスクも考慮する必要があり、投資には慎重さが求められます。
今週は特に大きな値動きの期待は難しいかもしれませんが、
下値である2,950円付近を中心に、反発や調整を見極めながら投資判断を行うことが重要です。
以上を踏まえ、住友倉庫は今後の動向や市場環境を注視しながら、
割安感と安定性に注目する投資家にとって魅力的な銘柄となるでしょう。
住友倉庫
住友倉庫の株価参考指標
企業情報 決算情報
業種 倉庫・運輸関連業
倉庫大手で総合物流を志向。海運子会社売却で物流、不動産賃貸に集中。
関連テーマ
港湾運送
国際輸送
ビル賃貸
陸運
親子上場
サウジアラビア関連
TPP関連
不動産関連
モーダルシフト
物流
3PL
含み資産
オープンスカイ
中東関連
羽田空港国際化
老舗
前日終値(06/30) 2,967.0円
始値 2,954.0円
高値 2,983.0円
安値 2,954.0円
配当利回り 3.46%
単元株数 100株
PER(調整後) 11.56倍
PSR 1.19倍
PBR 0.87倍
出来高 103,600株
時価総額 231,376百万円
発行済株数 77,747千株
株主優待 ---
購入金額 最安---
