矢作建設工業の株価予想
Last Updated on 2025年7月2日 by 株価予想ポータル

今週注目したい銘柄として、
東証プライム市場に上場する矢作建設工業(1870)を取り上げます。
同社は中部地区を拠点とする大手建設業者であり、民間建築へのシフトを進め、特に耐震工事に強みを持っています。また、不動産事業も展開し、多角的な事業展開を図っています。
中部地区での大手企業ながら、公共投資やインフラ整備を背景に堅実な成長を続けているのが特長です。
特にリニア中央新幹線や北陸新幹線といった大型事業への関与も期待されており、今後の事業拡大に注目が集まっています。
今週の株価動向を考察するにあたっては、
以下の指標が目を引きます。
まずPER(調整後)は13.21倍となっています。
市場平均がおおむね15倍前後とされる中、
相対的には割安感がある水準です。
ただし、
建設業界にはPERが低めに推移する企業も存在するため、単純比較だけでは評価を確定できません。
一方、PBRは1.12倍で、
こちらは1倍をやや上回る水準となっており、
企業価値が純資産をやや上回る状態を示しています。
業績の安定性や成長期待を考慮すれば、株価の上昇余地も視野に入ります。
さらにPSR(株価売上高倍率)は0.54倍と、
比較的低い数値で推移しています。
PSRは売上に対して株価がどの程度評価されているかを示す指標ですが、
この水準では「売上高に対して株価が割安」とも判断できます。
ただし、
建設業界では一時的な受注増や大型案件の動向により株価が変動しやすいため、
PSRだけに頼らず総合的な判断が必要です。
出来高は平均して約15万株と比較的流動性はあるものの、
流動性リスクを考慮する必要があります。
流動性が低いとちょっとした売買でも株価が乱高下しやすいため、投資には注意が求められます。
時価総額は約773億円で、
発行済株数は約4,460万株となっています。
こうした規模の銘柄は、流動性の安定性を意識しながら投資判断を行うことが推奨されます。
今週の株価の動きとしては、
前日終値が1,703円、始値1,717円と、1,700円台を中心に推移し、
高値は1,735円、安値は1,712円となっています。
株価は一定の範囲内で推移していますが、今後の展開としては
1,700円台を支えに、引き続き底堅さを保てるかどうかがポイントとなりそうです。
配当利回りは5.19%と高水準であり、安定した配当収入を重視する投資家からの支持も期待されます。
この点から、インカムゲインを意識した長期投資の選択肢としても魅力的です。
建設業界は景気動向や公共投資の変化に左右されやすい一方、
特に耐震工事の需要増やインフラ整備の追い風を受けて、
今後も堅調な展開が見込まれます。
一方で、
大型公共工事の遅延や、民間建築需要の変動、地区別の景気差などのリスク要素も存在します。
同社のような建設業者は、従来からの土木・建築分野に加え、耐震工事や不動産事業など多角的な展開を進めているものの、
こうした変化に敏感に対応していく必要があります。
総合的に見ると、
PERやPBR、PSRの指標から割安な水準にありつつ、流動性や市場の変動リスクにも留意すべき銘柄です。
今週は、大型案件やインフラ投資などの動きも注視される中、
流動性を意識しながら、
1,700円台を下値支持線とみて、買いのタイミングを見極めるか、
あるいは反発を待つ戦略も有効かもしれません。
以上の点を踏まえ、
矢作建設工業は今週、
コスト効率や安定性に注目する投資家にとって、
引き続き注目すべき銘柄と言えるでしょう。
矢作建設工業
矢作建設工業の株価参考指標
企業情報 決算情報
業種 建設業
中部地区で大手。民間建築中心にシフト。耐震工事に強み。不動産事業も。
関連テーマ
建設
公共投資関連
ゼネコン
リニア中央新幹線
耐震化
北陸新幹線
建設・土木
前日終値(06/30) 1,703.0円
始値 1,717.0円
高値 1,735.0円
安値 1,712.0円
配当利回り 5.19%
単元株数 100株
PER(調整後) 13.21倍
PSR 0.54倍
PBR 1.12倍
出来高 152,500株
時価総額 77,349百万円
発行済株数 44,607千株
株主優待 ---
購入金額 最安---
